その第一弾は、印刷。puppyからは印刷する機会がほとんどないので、おざなりになっていたが手始めにこれからやっつけようと。windowsとサヨナラするには避けては通れない訳で。
Windowsのそれとは違い、Linuxのプリンターのインストールは雰囲気がちがう。とは言うものの躓かなければ難しいものではなかった。最大のトラップはインストール用のスクリプト。「なぁんだ自動でできるじゃん」とやったらハマった。手動で解凍とインストールすればOK
今回の対象プリンタはキャノンのMG7130
ザックリした手順は・・・
(1)ドライバの入手
(2)解凍とインストール
(3)プリンタドライバの設定
では本編。
(1)ドライバの入手
まずはcanonのサイトからドライバをダウンロード。これを書いている時点では下記。
http://cweb.canon.jp/e-support/software/
MG7130へ直接飛ぶなら下記(ただし、最新である保証なし)
http://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-mfp/linux-pd-mg7130-400.html
操作説明書はよくかけているので、これも落として一見の価値あり(落とし穴あるので斜め読み注意)
そして、一つページを戻って、スキャナのドライバも落とす。
要領はプリンタドライバと同じ
(2)解凍とインストール
任意のフォルダで解凍。解凍するとこんな感じ

この中で必要なのは、下記の2つ(xenialpup64の場合)
cnijfilter-common_4.00-1_amd64.deb
cnijfilter-mg7100series_4.00-1_amd64.deb
これらをファイラーからクリックしてインストールする

インストールは以上で完了だが、設定これから。
(3)プリンタドライバの設定
プリンタに接続しているインタフェースよって、USB,LAN,無線LANなどあるが、今回はUSBで設定した
設定はメニュー→セットアップ→CUPSプリンタウィザードでPuppyPrintingを開き、「Manage printers printing tasks」をクリックする。これによりブラウザが起動してLocalのCUPSのページが開く
Chromeをインストールしたせいか自動では開かなかった(root起動のせいかな・・・)。このばあいは、ブラウザのURL欄に「http://localhost:631/」を入力すればいい。

項目が多くて迷いやすいが、使うところは限られているので、勘所を押さえておけばスンナリ終わる
「CUPS 管理者向け」の「プリンターとクラスの追加」をクリック
「新しいプリンタの検索」をクリック(しばらく待つ)

ここで見つけられない時は、ケーブルやLAN接続ならIPアドレスなどをチェック(ping通るかなど)
使用するプリンタの「このプリンタを追加」クリックする。

このページでは使いやすいように書き換えて良いはず。デフォルトのままでも問題ない。「続ける」をクリック
メーカを選択(Canon)して「続ける」をクリック
モデルを選択して、「プリンターの追加」をクリック。

ここで注意は似たような名称があるので、正確に目的の型名を指定する。シリーズとかで略されていたりするものもあるが、キッチリしたのが下にある場合がある
プリンターオプションの設定では特に変更は不要(MediaSizeをA4にするぐらい?)で「デフォルトオプションの設定」をクリック
設定できた旨の表示のあと、待機中の表示になり印刷可能となる。試しにブラウザの印刷メニューから印刷してみた


お次はスキャナ
こっちは簡単
プリンタドライバと同じ要領でドライバを落とす
scangearmp-mg7100series-2.20-1-deb.tar.gz
これを解凍して、下記をインストール
scangearmp-common_2.20-1_amd64.deb
scangearmp-mg7100series_2.20-1_amd64.deb
以上でインストールは終わりだが、メニューには登場しないようなので、コマンドラインから起動する
(あとで、.desktop作ろう)
root# scangearmp

